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紀州犬の本当にあったいい話


呼び名は、小町

呼び名は、小町。

日本犬保存会の、血統証名は白雪姫号ー峰の吟雪荘。72回本部展若二組に於いて、日本一に輝いた紀州犬です。

小町が家で生まれて、6ヶ月時に縁あって、M家に、嫁いだと思ってください。

生まれもっての人懐こい性格で、M家にすぐなつきました。2,3ヶ月してから私が、会いに行った時のお話です。

その時の小町は、散歩行ってきたところなのか、玄関にちょこんとすわっていました。

10mくらい離れた道路で私と目が合い小町も気が付いたのですが、普通であれば、狂喜乱舞して飛んでくると思いきや、もじもじしてるばかりです。

これは、生まれた家よりもM家がとていいのかなあ、そうかそうか、幸せそうでいいよ、いいよと安心するも、ちょっと変わり身が、早くはないかい、と言う複雑な気持ちでした。

ところが、ところがですよ、なんと、飼い主の方が、出てきてくれ、その現状を理解され、小町の目を見て,「いいよ、行きなさい、」と、言ってくれたとたん、私のほうに飛んできて,それこそ狂喜乱舞でした。

昔の紀州犬の本で、今の飼い主に、遠慮して、そういう行動をとるということは、知ってましたが、それを、目の当たりにしますと、それはそれは、感動ものでした。

よき日本の、奥ゆかしさを持った紀州犬のお話でした。

(念のためこの子は小町ではありませんよ。)


小町の息子

第2弾が大変遅れまして、誰よりも私自身が、あきれ果てております。

さて、小町の息子のお話ですが、思えば、遅れてしまった原因はここにあったのです。
常日頃から、奥ゆかしく生きて行きたいと思っている私ですので、? このお話シリーズは、もしかして、私の、自慢話、ほら話に なってしまっているのではないのかと、思い、悩む毎日を過していたのでございます。? 

しかし、ここは、古風で、気高く、品位に富、主人に忠実に、凛として、昔も今も生き抜いている紀州犬を想って、筆を執る事にしました。<ちょっと大げさだった> 



自慢話その1<ではない>

生後45日で、小町お母さんから離れ、埼玉のI宅にお世話になることになりました。

「夜鳴きもせず、よく食べ、よく遊びすくすく育っています。」と言うたより、うん、そうかそうかと、にんまり、しかし、その後の話には、感心させられました。

I氏いわく、「朝の散歩は、小学1年の息子も一緒に行くのですが、私のときは力いっぱい引くのですが、息子に引綱を渡したとたん、引っ張るどころか、息子の方を振り向き振り向き、息子に歩調を合わせてくれるので す。」

どうです、感心したでしょう。でも、この話は、20数年たった現在までに、紀州犬では、よく聞く話になっています。

次回も同じ犬のお話です。読者一人曰く、いつになることやら。

(これもイメージです。)

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